始まりの日

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その日、千緒は縁側に座っていた。 「…やってらんねぇ」 小さく悪態をこぼしながら、胡座をかいて冷凍食品のフランクフルトを頬張る。 現在、火曜日の14時50分。 いつもなら学校に行っている時間帯だ。 しかし、今日は千緒の中では休日だ。そういうことにした。 つまりは、ただのサボりだ。
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