千緒的大事件!!

18/28
前へ
/330ページ
次へ
5分ほどして、千緒が戻ってきた。 「ダメ、シーツの替えがないわ。ずっと放置してたもの」 そう言って千緒は持ってきたお茶を天の前に置く。 「どうぞ。 ねぇ、一応冷えピタ持ってきたんだけど、これって効くの?」 千緒が言うと、天はチッと舌打ちをした。 「シロナは放っとけ。まずはお前からだ。 ほら、腕出せ」 「あ……」 忘れてた。 思い出したとたんヒリヒリと痛みだす。 「いっ…たた…」 「こりゃ派手に擦りむいたなぁ」 千緒の腕を掴んで笑った。 そのあとでチロッと千緒を窺う。 「怒るなよ」 「何で? っ………!?」 千緒は息を飲んだ。 天が千緒の肘に舌を這わせたからだ。 「やっ…何を……」 「黙ってろ」 「んっ……」 何か変な感じ。 腰の辺りがゾクゾクする。 抵抗しようにも力が入らない。 「んっ……や、もぅ…」 「終わったぞ」 パッと天は手を離した。
/330ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5555人が本棚に入れています
本棚に追加