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「俺が意味もなく、ガキっぽい女どもを抱くと思ってんのか?
俺たち天使とか悪魔ってのはなぁ、女の肌から栄養がとれんだよ」
天はため息をつく。
「本来俺たちは聖域にいなきゃ、こいつみたいにぶっ倒れちまう。
女の肌ってのは不思議なもんでなぁ、触れとけば聖気が充電できる。
舐めれば効果倍増だ」
なっ……何かエロい。
「あんた……そんなことで女の子とっかえひっかえしてたの?」
「だって何人もいた方がいつでも回復できるじゃんよ」
ダメだこいつ。
本気でダメ男だ。
こんな奴と本気で会話しちゃいけない。
「はぁ……」
「あっ、どこ行くんだよ!?」
「下から体温計取ってくるわ。一般的な治療法でいく」
「減るもんじゃねぇし、騙されたと思って試してみろよ!!」
「実際騙されてんのよ!!」
「騙してねぇって、いいからやってやれよ!!」
「やっ……ちょっと!」
天は千緒の手を掴み、ベッドで眠っている陸の口に突っ込んだ。
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