5555人が本棚に入れています
本棚に追加
「本当にすみません!!
僕、貴女に失礼なことをしてしまったようで……」
「いや、気持ちよさそうだったからいいんじゃねぇ?
お前も回復したみたいだし、続きやってやりゃあいいじゃん」
「続きって…!!バカ言わないでよ!!
ってホントにあれで回復するのね」
さっきまで死人のように真っ青だった陸の顔が、今は真っ赤に染まっている。
主な原因は間違いなく羞恥だが、元気になったことは確かだ。
「女性の肌は何故か甘いんですよ。
疲れたときは甘いもの、というあれじゃないですか?」
「……絶対違う」
ねっ?と笑って首を傾げる陸に、千緒はため息をついた。
彼のこれは天然でやってるのか、狙ってやってるのか分からない。
そしてその分、天より厄介だった。
最初のコメントを投稿しよう!