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待て待て待て。常識的に考えろ、あたし。
何で男二人と三人暮らし?
ていうか、クロロのファンに殺される!!
「……あの…やっぱナシ。あたし死にたくないし」
「は?何言ってんだ。堕天使にお前を殺させないために俺はいるのに」
「いや、違くて……。
あなたのファンに殺される」
千緒が深刻な顔で呟くと、クロロは一瞬きょとんとし、大きな声で笑い始めた。
「んなわけねーだろ!!
あんなガキどもにお前が殺せるかよ!!」
「あんた、女子の陰険さ舐めたら痛い目にあうわよ!!
トイレで上から水が降ってくるなんて、あたしごめんだからね!?」
千緒が頭を抱えると、クロロは一瞬目を丸くし、やがて腹を抱えて大笑いし始めた。
「今どきそんなのがあんのかよーっ!!
古典的だなおい!!」
「なっ…笑い事じゃないわよ!」
「あー分かった分かった」
クロロは目尻の涙を拭いながら千緒に向き直った。
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