5555人が本棚に入れています
本棚に追加
「千緒さん!」
「っ!?」
千緒はバッと飛び起きた。
背中に伝う汗が気持ち悪い。
「大丈夫ですか、千緒さん!?」
「シロナ……」
千緒の顔を下からシロナが覗きこんでいた。
ベッドの横に跪き、汗で冷えた千緒の手を握っている。
って、あれ?
「……何で、あんたがこの部屋にいるのよ」
「え?」
「あたし、言ったわよね?
あたしの部屋は立ち入り禁止!」
出てけ、と言うように千緒は扉を指差した。
最初のコメントを投稿しよう!