君は?誰?

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あぁ、「おい、あのへんてこりんでキモイ奴 なんか言ってるぞ」   「俺たちは鷹だ、知ってるだろう」 と別の声が   「鷹て言うの?」とトビーが聞くと 「知らないのか?」~と聞き返してきた   「鷹を知らないのとは?珍しいな」   また別の声が、「おい構うなよ ほっとこうぜ」   「まあ、そう言うな、もう少しあいつと話すよ」と言って 「俺は、鷹で名前はルクだ。 お前の名前は?」   「僕はトビラキアと言うんだ」 と言うと、「トビラキア?名前もへんてこりんだな~」とルクが言った   「おい、構うなよ、ほっとけよ」 とまた同じ声    「ねえ~そんなとこに居ないで 降りてきてよ~お願い」とトビーは窓の外の鷹たちを 見上げながら言ってみた。   「お前こそ、そこから、俺たちの居る空に来てみろよ」と先ほどの声   「空って?」とトビーが聞くと   「お前、空も知らないのか? 何にも知らないんだな」 と、ルクが言った。
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