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■色のある世界
明澄
「……っる、しい……よ」
智喜
「バカ、声に出すな。大丈夫だから」
明澄
「だっ……て…ハァハァ……こうや、って……死んで……ハァハァ…いくんでしょ……?」
智喜
「俺が死なせない!死なせるもんか!」
明澄
「ねぇ、智喜……」
智喜
「だから、喋るな」
明澄
「昔……開発された兵器……」
智喜
「明澄!」
明澄
「おじいちゃんの、おじいちゃん……が、造った……兵器、があるんだって」
智喜
「兵器?今はそれより、」
明澄
「その、兵器を……飛ばし、て。……お願い……智喜」
智喜
「何を言ってるんだよ……兵器とか、そんなの」
明澄
「ある、んだよ……お願い、だから……」
智喜
「解った。探す。だから、だから、絶対に死ぬなよ!」
(涙をためて泣き出しそうになりながら)
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