3章戦いの中の過ち、それから学ぶもの前編

2/11
前へ
/259ページ
次へ
「いつでもいいぞ。」 「いつでもいいわ。」 コロシアムのグラウンドで男女は同時に言った。 男は黒いコートに黒い髪、左腕には肩までおおった手甲をしていた、腰には長身の刀と、単身のショットガンが吊られている。 一方女は白い鎧に赤い髪の強気な女だった、その手には女には不向きであろう大振りの長剣が握られている。 いまさら説明も必要ないと思ったが、いちおう名前を言っておこう。 「彼」がジャスティスで、「彼女」がメルである。 「それでは……始め!!」 シリアの叫び声で、戦闘訓練はスタートした。
/259ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4695人が本棚に入れています
本棚に追加