イッツワルキューレナイツ！

３章戦いの中の過ち、それから学ぶもの前編

長いとはいえ、ジャスティスの細身の刃の刀でメルの厚みのあるの長剣を受け止めるには相当の力が必要だ。
ジャスティスは両手で支えるしかなくなる。
案の定だ、ジャスティスは両手で刀を握った。

「今だ！」

メルは素早く左手の手甲をジャスティスに突き出した、すると、多少カシャッと起動音がすると、次の瞬間、小さな矢がジャスティスに顔の目の前に狙いを定めていた。
メルの鎧の手甲に仕込まれていたのだ、これでジャスティスは身動きが出来ない、メルの勝ちだ。

「これで……！」

そこで……予想外の事が起きた。