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「なっ!?」
矢が発射されたのだ、これはメルにも予想しなかった。
暴発したのだ、メル自身ジャスティスにそんな事をしようとは思っていなかったため、咄嗟に反応出来なかった。
「うっ、痛っ……。」
ジャスティスはその至近距離から放たれた矢を首をひねって避けると、瞬間刀の刃をメルの首に突き付けた。
「か、勝った……。」
「え……あ。」
「そこまで!ジャスティス君の勝ちよ!!」
まるで悲鳴のような声をあげて、シリアが二人の間に割って入った。
メルはジャスティスの顔を見て、はっ、となった。
「血が……。」
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