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そう、ジャスティスの頭から血が流れ出ていたのだ。
だが、本人はそんなシリアやメルを見て首をひねった。
「なにそんなに、血って……え…うわっ!」
触ってみて、手が真っ赤になったためか、ジャスティスはかなり驚いていた。
「とにかく医務室に行きましょう!」
そう言うと、シリアはジャスティスの手をぐいぐいと引っ張り、そしてコロシアムを出て行ってしまった。
「………。」
「……まさか……あそこまでするとは…思いません……でした……。」
リナが近づいて言った、が、メルはただ呆然と言った。
「私、そんなつもりじゃ………。」
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