3章戦いの中の過ち、それから学ぶもの前編

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そう、ジャスティスの頭から血が流れ出ていたのだ。 だが、本人はそんなシリアやメルを見て首をひねった。 「なにそんなに、血って……え…うわっ!」 触ってみて、手が真っ赤になったためか、ジャスティスはかなり驚いていた。 「とにかく医務室に行きましょう!」 そう言うと、シリアはジャスティスの手をぐいぐいと引っ張り、そしてコロシアムを出て行ってしまった。 「………。」 「……まさか……あそこまでするとは…思いません……でした……。」 リナが近づいて言った、が、メルはただ呆然と言った。 「私、そんなつもりじゃ………。」
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