3章戦いの中の過ち、それから学ぶもの前編

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「おいおいちょっと待てって。」 妙に急いでいるシリアにジャスティスが声をかけた。 「シリアは補助中心なんだろ?なら回復魔法で一発なんじゃねぇか?」 「そうなんですが……とりあえず、メルからあなたを引き離したかったんです。」 「あいつから?なんで?」 「それは……怒って、メルになにかするのではないかと。」 「あのな、俺をどんな目で見てたんだよお姉さん。」 「?しないんですか?」 「するかよあの程度で、ってかちょいショックだなそれ。」 「だって、男の人は暴れん坊で、凶悪じゃないですか。」 「なんだそりゃ?」
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