4695人が本棚に入れています
本棚に追加
「まさかこんなに凄いとは……私達の寮とは、その……。」
「大違い、だろ?俺も見て来たけど……部屋があんまり豪華だとついつい甘えたくなっちまうからさ。」
言いながら奥から二つのカップを持って来ると、片方をシリアに渡し、スティックシュガー数本にミルクを渡すと、自分は椅子に座った。
「紅茶はないんだ、コーヒーで我慢な。」
「いえ……ありがとうございます。」
言うとシリアはスティックシュガー数本を束にし封を切ると、それを全部コーヒーに入れ、さらにミルクも入れた。
「……甘そうだな。」
「苦いのは苦手で……。」
最初のコメントを投稿しよう!