4章戦いの中の過ち、それから学ぶもの後編

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「まさかこんなに凄いとは……私達の寮とは、その……。」 「大違い、だろ?俺も見て来たけど……部屋があんまり豪華だとついつい甘えたくなっちまうからさ。」 言いながら奥から二つのカップを持って来ると、片方をシリアに渡し、スティックシュガー数本にミルクを渡すと、自分は椅子に座った。 「紅茶はないんだ、コーヒーで我慢な。」 「いえ……ありがとうございます。」 言うとシリアはスティックシュガー数本を束にし封を切ると、それを全部コーヒーに入れ、さらにミルクも入れた。 「……甘そうだな。」 「苦いのは苦手で……。」
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