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「それで、試験の時のミスを見逃せと?それはちょっと違うんじゃねぇかな。」
「ち、違います!」
「じゃあなんでそんな話したんだよ。」
「そ、それは、メルが悪者にされるのは、嫌で………。」
俯き、どんどん声が小さくなっていくシリアにジャスティスは立ち上がると、その頭を撫でてやった。
「あ………。」
シリアが呆気に取られたような顔をして見上げると、ジャスティスはしっかりと微笑みながら言った。
「お前は優しいな。」
「なっ!?」
「けど……あいつが悪いのは確かだろ?」
「だ、だからそれは!!」
「だから。」
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