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「シリアが優しいのは解る、けど、ここに謝りに来るべきなのはメルだ、代わりに謝りに来る必要はない。」
「………。」
シリアは黙り込んでしまった、自分勝手に、メルの気持ちもロクに考えずに来てしまった事を後悔した。
「あ……悪ぃ、俺、生意気な事言っちまって……ほんと、ごめん。」
「え?あ……。」
目の前で頭を下げているジャスティスを見て、シリアは慌てて立ち上がった。
「い、いいんですよそんな!ジャスティス君は、悪くないんです!!」
言うとシリアは空のカップを渡して、扉にスタスタと歩いて行ってしまった。
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