4章戦いの中の過ち、それから学ぶもの後編

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「それでは、もう行きますね。」 「ん、じゃあな、気をつけろよ?」 「クス、私、これでも乙女の騎士ですよ?」 「そうだったな。」 苦笑すると、ジャスティスは遠ざかっていくシリアの背中を見送り、扉を閉じた。 「あぁ~、なーんか、ドッ、と疲れた。」 言いながら、ジャスティスはベッドに寝転がると、そのまま目を閉じた。 「(メルは……来ないよな)」 心の中でそう思っていると……コンコン、と扉がノックされた。 「………千客万来か。」 言いながら、ジャスティスは客を中へ引き入れるために立ち上がった。
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