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「それでは、もう行きますね。」
「ん、じゃあな、気をつけろよ?」
「クス、私、これでも乙女の騎士ですよ?」
「そうだったな。」
苦笑すると、ジャスティスは遠ざかっていくシリアの背中を見送り、扉を閉じた。
「あぁ~、なーんか、ドッ、と疲れた。」
言いながら、ジャスティスはベッドに寝転がると、そのまま目を閉じた。
「(メルは……来ないよな)」
心の中でそう思っていると……コンコン、と扉がノックされた。
「………千客万来か。」
言いながら、ジャスティスは客を中へ引き入れるために立ち上がった。
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