4章戦いの中の過ち、それから学ぶもの後編

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「やっぱり来たな。」 「え?」 「いや、こっちの話だから気にすんな。」 扉をノックしたのは、朱い髪を後ろで束ねた強気な目付きの少女………つまり、やはり、メルだった。 ジャスティスはとりあえずメルをベッドに座らせると、さっきと同じように自分は机の椅子に座った。 「で?なんのようだ?」 「……アンタ、忘れてんじゃないでしょうね。」 「え?」 まさかそんな言葉が返ってくるとは思わず、ジャスティスは首をかしげた。 「ルールよ……あの模擬戦闘で負けた者は、勝った物の言うことをきかなければならない。」
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