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「やっぱり来たな。」
「え?」
「いや、こっちの話だから気にすんな。」
扉をノックしたのは、朱い髪を後ろで束ねた強気な目付きの少女………つまり、やはり、メルだった。
ジャスティスはとりあえずメルをベッドに座らせると、さっきと同じように自分は机の椅子に座った。
「で?なんのようだ?」
「……アンタ、忘れてんじゃないでしょうね。」
「え?」
まさかそんな言葉が返ってくるとは思わず、ジャスティスは首をかしげた。
「ルールよ……あの模擬戦闘で負けた者は、勝った物の言うことをきかなければならない。」
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