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「………あぁ。」
手を、ポン、と叩いて、ジャスティスは思い出した。
「ってそれが言いたくて来たのか?」
「そ、それ以外に、何があるのよ……。」
「……はぁ、まぁいいかな。」
言いながら、ジャスティスは腕を組んで考え込み始めた。
「……あそこまでやって。」
「ん?」
一人でつぶやくような声で言ったメルの言葉に、ジャスティスは顔を上げた。
「あそこまでやって勝てないんだから……アンタはやっぱり、私なんかより強いのよね。」
「……そうだな、あんな近距離で矢を本当に飛ばしても勝てなかったな。」
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