4章戦いの中の過ち、それから学ぶもの後編

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「………あぁ。」 手を、ポン、と叩いて、ジャスティスは思い出した。 「ってそれが言いたくて来たのか?」 「そ、それ以外に、何があるのよ……。」 「……はぁ、まぁいいかな。」 言いながら、ジャスティスは腕を組んで考え込み始めた。 「……あそこまでやって。」 「ん?」 一人でつぶやくような声で言ったメルの言葉に、ジャスティスは顔を上げた。 「あそこまでやって勝てないんだから……アンタはやっぱり、私なんかより強いのよね。」 「……そうだな、あんな近距離で矢を本当に飛ばしても勝てなかったな。」
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