友人Kの話し

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次の瞬間Kは事態を飲み込み言った。 『すみません!』 女は…いや女性客はクスクスと笑いながら 『運転手さん必死に車飛ばしてたから声かけそびれちゃったわ』 そう、Kは釣り銭を渡し客の女性が財布にそれをしまう音を降車する物音と勘違いしてドアを閉めふたたび走り出してしまったのだった。 しかし後にKは言った 『あの時の恐怖はほんものだった…』と…
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