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龍生(りゅうせい)は今日も学校に向かう
龍生はいつも通学中に一つ楽しみがある。
龍生は曲がり角の近くに来た。
そこまで来ると龍生は立ち止まった。
ドキドキ、ドキドキ
龍生の心臓が高鳴っている。
『まだかなー』
龍生がそう思っていた時
「おはよう龍生くん」
曲がり角から出てきた女子高生が言った。
「おはよう、明日美(あすみ)ねえちゃん」
龍生は頬を赤く染めて言った。
龍生はこの女子高生に惚れているようだ。
事の起こりは一週間前
龍生が通学していた時の事だ。
「あーあー、ついてないなー、次の算数のテストで悪い点とったらおこづかい減らすだなんて」
龍生はそう言いながら歩いていた。
そのため歩くスピードが少し遅かった。
龍生は曲がり角の近くに来た。
その時だ
スッ
『はっ・』
明日美が曲がり角から出てきた。
龍生が恋をした瞬間だった。
明日美はゆっくり歩いて行く
その時
グキ
「いた!」
明日美は足を捻って転んでしまった。
『あっ!』
龍生は慌てて駆け寄った。
「大丈夫?」
龍生が聞くと
「大丈夫だよ、ありがとう心配してくれて、足もなんともないから」
そう言って明日美は立ち上がった。
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