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決意
今までミナミもキタもいろんな店転々としてきたカラ
ココもぃぅても直ぐ辞めて違ぅトコ行くやろ。
って感じでいつも通りに仕事こなしてた。
んで入って1ヶ月たったくらいのトキ
『リョ-ちょっとぇぇか?』
『なに?』
『ぉ前名前変えへんか?』
『変えへん』
『即答やなァァァ…んな名字俺がつけてぇぇか?』
『なんなんいきなし?』
『ぉ前すぐどっか行ってまいそぅゃカラ心配でな。』
『(こいつゎミワサンか?!)
まぁスキにしてや。』
どうせ一条だの花園だのありきたりな名前を
出してくるんだろぅと想って期待しなかった。
そして1週間くらいたったある日。
『考えたで!!』
と嬉しそうに電話をしてきた。
『別に店で言うたらぇぇがな。』
『ぉ前の名字カイバラなッ!』
『(話聞いてねぇなコイツ。怒)
ぁ?柏原?普通くね?一般人かょ?!親近感ありすぎ。やだ。』
『ちゃぅゎッ!海薔薇!海に薔薇って書いて海薔薇!!』
『…ぁ-…?』
『俺が見てる限りぉ前ゎ好奇心ありまくりやし
今時の高校生にしてゎませてる。ぃゃ、老けてる。』
はぃ。そうですが…。
まぁ最後まで聞こぅ。
『んで言うコトするコト全てが人並み外れてる。』
だってB型やし。
『そして1ヶ月チョットぉ前を見てて俺ゎ想った!
ぉ前ゎ誰もしないょぅなコト、誰もが不可能と言ぅコトをしでたすんじゃないかって!』
なにを根拠に…
『なぁリョ-。海に薔薇なんて咲きやしない。
咲かすコトなんて出来へんねん。
デモぉ前ゎ咲かせるやんな?』
『…あったりめ-だろッ!!
誰だと想ってんだ!このハゲッ!』
そぅ言ってたトキにゎなんでかわからんケド
メッチャ涙が出てた。
だってこの名前ゎ私にしか名乗れない由来があると想ぅと感謝の気持ちでいっぱいやった。
そしてこのオヤジについていこぅ。
この店のトップにたってやる!と決意した。
約1年間その店が私の最後の店になったというのゎ言うまでもないやろ。
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