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――――――――― ―――――――― ――― 「………ここは……?…臣……?」 暗い闇の中… ココはどこ…?臣はどこ…?涙が滲む… 殴られたところも痛い… 「………臣……グスッ」 パッと明かりがつく 「やっと起きたか」 さっきのやらしい男がローブ姿でこっちを見ている… …気持ち悪い…… ……臣………助けて… 「しかしいいものを拾った。よく見ればなかなかの顔をしている…。売るのも勿体ないな…これから俺がたっぷり可愛がってやろう…ククッ…」 男の笑い声を聞き、ゾクッとした ―――― ――――――― その頃臣は一生懸命銀を捜していた 「クソッ…銀……どこだ…」 臣が戻ってきたら銀はいなかった… そこらへんに居た奴に聞くと、銀らしき獣人種が殴られていたこと、抱えられて連れて行かれたことを教えてくれた 迂闊だった…… 銀色の毛並みを見れば誰だって高値がつくことが解る……目を離すんじゃなかった……… 銀を掠った男の特徴を聞きすぐに捜す 「待ってろ……銀…!」
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