Devil or Angel?

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「あのね~、うちの学校は、基本的にはクラス替えはなくて、特進クラス以外は変動はないのよ? …もしかして知らなかったの?」 巴は俺以外の野郎には、ベタベタの敬語を使うのに俺には一度も使ったことはない。 それどころか、どこか馬鹿にしたように聞こえる。 いや、確実に馬鹿にされている!そうに違いない! 「なっ、なにいってんだよ?もちろん知ってたぜ! 俺が言いたかったのは…あ~……あれだ! うちのクラスは特進少ないなって話だ!」 「嘘つき。 さっき思いっきり『夢を返してくれ~』って言ってたくせに」 クスクスと笑いながら指摘される。 さすが巴、なんでもお見通しか。
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