239人が本棚に入れています
本棚に追加
「あのね~、うちの学校は、基本的にはクラス替えはなくて、特進クラス以外は変動はないのよ?
…もしかして知らなかったの?」
巴は俺以外の野郎には、ベタベタの敬語を使うのに俺には一度も使ったことはない。
それどころか、どこか馬鹿にしたように聞こえる。
いや、確実に馬鹿にされている!そうに違いない!
「なっ、なにいってんだよ?もちろん知ってたぜ!
俺が言いたかったのは…あ~……あれだ!
うちのクラスは特進少ないなって話だ!」
「嘘つき。
さっき思いっきり『夢を返してくれ~』って言ってたくせに」
クスクスと笑いながら指摘される。
さすが巴、なんでもお見通しか。
最初のコメントを投稿しよう!