十七回目の誕生日

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最高の気分で歩いていると、なにか気になる音が耳に入ってきた。 「…す……て……んじ……!」 誰かが、何かを叫んでいる。一体どこから聞こえるのかと思い、声の主を探したら、なぜか上の方から聞こえる。 そしてなぜか、綺麗な青空から、女の子が猛烈なスピードで俺に向かって落ちてきている。 「たすけてー!死んじゃうー!止まらないよー!」 はぁ?なんだなんだ?新手のどっきりか? まさかゲームや漫画じゃないんだし、空から人が落ちてくるなんて。あり得ないよ。ないないない。 「ぐふぁぁぁぁ!?」 なんて余裕かましてると本気で俺に落ちてきやがった。
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