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落ち着いたのか、少女が腰の砕けた俺に向かって、何故か俺の名を呼び一声。
「久瀬幹也(くぜみきや)ですね?私は、天から来た天使です。貴方に死の予言をしに来ました~」
間が抜けた声で、奇妙なことを言うな~。この子は。
なんだって?俺が死ぬ?天使?何を馬鹿な…ないないない。あり得ないって。
「信じてないですね~?本当ですよ!
次の誕生日、来年の四月七日までに貴方に恋人ができなければ、貴方は死にます」
なんてこった。
これが神様からの、俺への十七回目の誕生日プレゼントだった。
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