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授業中だというのに、勢いよく椅子から立ち上がった。
クラスメイトの視線が俺に集まっていた。
教科担任も驚いて、授業が一時中断した。
そんな中、俺は息が荒く、心拍数も異常に速かった。
嫌な汗もかいていた。
汗を拭こうと顔を触っていると、頬が濡れていることに気づいた。
最初は、汗が垂れてきたのかと思った。
だけど、この水滴は瞳から流れていた。
――…ビックリした。
自分が泣いていることに…。
そして、夢の中の出来事を思い出した。
「あっ…、トイレいってきます」
クラスメイトに顔を見られないように、俺は、急いで教室を出て行った。
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