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軽巡洋艦。
2隻にとり、その呼び名はある意味正しい。
竣工時はそう呼ばれていたのだから。
《球磨型》軽巡洋艦4、5番艦として竣工した当初は。
しかし改装後を経て、その呼び名は過去のものとなってしまった。
種別名
重雷装艦。
それが現在、第9戦隊に所属する《大井》と《北上》に与えられた呼び名である。
竣工時搭載されていた砲悍兵装、14センチ単装砲7門の内、3門と魚雷発射管、航空兵装を撤去し、その跡には両舷5基ずつ、計10基の 53.3センチ4連装魚雷発射管が所狭しとひしめいている。
戦艦に次ぎ、帝国日本海軍、夜間水上戦の切札と呼べる艦だった。
機密兵器であり、キンメルを始め、米軍はその存在を知らない。
なめているのは、むしろ米軍側と言えた。
33000で米戦艦の砲撃を受けたが、小振りな船体を巧みに操り、自身の数倍はあろうかという戦艦に向かい肉薄する。
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