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「父上、良い知らせじゃ!花見会場に来て欲しいのじゃ!」
美羽はそう言って電話を切った。相手は竜一さんらしい。良い知らせとは俺の事だろう・・・・・・。
数分後・・・・・
「どうした美羽、良い知らせとは何・・・・・・!修太君、意識を取り戻して立てるようになったのか!?」
竜一さんは興奮しながら俺の両肩を掴み揺らしながら言った。
「あ・・・・・・・・・。」
俺は力が抜け、ヘナヘナとその場で座ってしまった。
「父上、修太は脳が回復したばかりなのじゃぞ。今の修太は赤子のような物じゃ。無理をさせるでない。」
「ウム、そうだったな。修太君、すまない」
竜一さんは頭を下げて謝った。
「大・・・・丈夫です。頭を・・・・・・上げ・・・て・・・・・ください。」
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