プロローグ

2/3
4550人が本棚に入れています
本棚に追加
/259ページ
「父上、良い知らせじゃ!花見会場に来て欲しいのじゃ!」 美羽はそう言って電話を切った。相手は竜一さんらしい。良い知らせとは俺の事だろう・・・・・・。 数分後・・・・・ 「どうした美羽、良い知らせとは何・・・・・・!修太君、意識を取り戻して立てるようになったのか!?」 竜一さんは興奮しながら俺の両肩を掴み揺らしながら言った。 「あ・・・・・・・・・。」 俺は力が抜け、ヘナヘナとその場で座ってしまった。 「父上、修太は脳が回復したばかりなのじゃぞ。今の修太は赤子のような物じゃ。無理をさせるでない。」 「ウム、そうだったな。修太君、すまない」 竜一さんは頭を下げて謝った。 「大・・・・丈夫です。頭を・・・・・・上げ・・・て・・・・・ください。」
/259ページ

最初のコメントを投稿しよう!