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「それじゃもう帰ろっか……」
不安をしまい込むと、直斗は微笑みながら言った。
「うん♪」
真剣に手を合わせてた子供は、にっこりと笑い直斗に飛び付いた。
「今日は何が食べたい?」
「ママが作るのなら何でも♪」
「それじゃハンバーグにしようか」
「うん♪ あ、パパにちょっと言い忘れてた事があった! ちょっと待ってて!!」
子供は勢いよく墓に向かって走ってく。
「どうしたんだろ?」
いきなり走って言った子供を不思議に思いながらも、直斗は晩ご飯の材料を買いに近くのスーパーに向かい歩き出した。
墓参りの後のいつも通りの行動だった。
「パパ、さっきはママが居るから出来なかったけど……」
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