始まり

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女子「キャー!退いてくれるか……だってぇ…クールでさらにかっこいぃ!」 女子の一人が頬を赤くしその場に座り込む。 ハル「しまった……クールを気取れば離れるかと思ったら逆効果だった……」 女子「あっ! 部屋の番号聞いてなかったぁ。さいあくぅ。」 女子「なにしてんのよ! たくっ!」 ──その頃、ハルは…… エレベーターに乗って二十階に向かっていた。 ?「大変になりそうだね。ハル君」 ハル「ああ、ほんとだよ……。って、だれっ!?」 ?「はじめまして。同じクラスのヒユ=セチュールです。ヒユでいいから」 話しかけて来たのは、前髪が短く後ろ髪が長く自らをヒユと名乗る黒髪の男性だった。 男性は、後ろ髪を縛っていた。 ハル「よろしくなヒユ。俺の事もハルでいいよ」 ヒユ「そっか、ありがとう。」 ブゥゥン、ピチーン 十七階で扉が開いた。 ヒユ「じゃあ、また明日ね。」 ハル「ああ、またな。」 ヒユは、エレベーターを降り何処かへ行ってしまった。 扉が締まると上にまた上がりだした。
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