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「アンタ馬鹿?呼べるワケないじゃん。調子乗んな、クソ○ッチ。」
例の赤い二号機の人もビックリなアンタ馬鹿発言を繰り出したハル。
言いたい事は言ってくれたが、調子乗んな、クソビッ○は余計だ。
「おい、ハル。」
「言っとくけど、三治が許してもアタシはぜったい許さないからね。アンタがやった事は最低最悪、人の…三治の気持ち弄んでさ。」
俺の制止を無視してハルは中崎さんに言葉を投げ付ける。
中崎さんはうつむいて黙ったままだ。
「今回は何?三治のお見舞いに来た良二が目当て?」
「違っ…私、そんなつもりじゃあ…。」
「おあいにく様、良二は来てないわよ。まぁ、もっとも良二が目当てで来た奴なんてぶん殴ってでも追い返してやるけど。」
「違うの。私は…。」
「じゃあ何?三治を献身的に看護して良二に良いとこ見せたいって魂胆?本当最悪「違う!!」
俺がハルに止めさせようとした瞬間、中崎さんの大きな声が病室に響いた。
「違う…違うの。三治君が本当に心配で心配で…他は信じてくれなくていいから、このお見舞いだけは信じて。お願い。」
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