意外な来客

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「少しして行ったデートで三治君、サプライズパーティーしてくれて凄く嬉しかった。プレゼントで喜んだ私を見て凄くカワイイって言ってくれた。 …帰り道に手を繋ごうとした私に「ダメだよ。」って言ってそのままバイバイしたの覚えてる? それで気付いたんだ。明らかに良二君目当てだったのを知ってて付き合ってくれたんだって。 なのに、責めたりせずに私に優しくしてくれて…。」 もう中崎さんの顔は涙でぐちゃぐちゃになっていた。拭ってあげられない自分の身体が恨めしい。 「なんて馬鹿な事したんだろうって後悔したのが遅すぎたよ。 …私、三治君の事好きになってた。 なのにもう取り返しのつかない所に来てた。…ううん。最初から私には三治君の事を好きになる資格なんて無かったんだよね。」 「俺の事が…。」 「こんな事今更言うのもおかしいけど、ホントに好きだったよ。 だけど、私がこれ以上付き合って三治君を傷付けるなんてしたくなくて…。 貶されるの覚悟で別れたのに…「歩美と付き合えて凄く楽しかった、ありがとう。」なんて…。」
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