最高の親友

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もちろん俺は頑張った 勉強もスポーツも でも、アイツはいつも俺の上をいった 俺は小学生ながら絶望した しかも、良二は勝っても自慢したり傲ったりはしない 「偶然だよ」 「たまたまだって」 「もう少しで負けてたよ」 だから、例え頑張って二番になった俺に誰も声をかけたりはしなかった …いや、良二と紀子くらいだな 俺に声をかけてくれたのは 嬉しかったね 親ですら良二びいきだったからな 優しい良二 かっこいい良二 スポーツ万能の良二 俺の最高の親友
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