ー絶望ー

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今日も木蓮の木の下を 通り、病院へ向かう もう何回この木の蕾から 花が咲き、散って行くのを見届けただろう 「はぁ…」 最近は木蓮の下で しばらく心を落ち着けるのが、習慣になった 優しい風が心地よい 木蓮の花びらが 風に乗って、てのひらに 落ちる 「慰めてくれるの?」 木蓮にそっと話し掛ける ゆっくり立ち上がり また歩き出す 「また明日…」 木蓮に別れを告げて 病院を目指し歩き出す
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