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送ろうかと言おうとしたがやめておいた。
「あ、アキラくん、ちょっと明るくなったね!」
途中で振り返りそう叫ぶと、走って帰っていった。
「ただいま」
チョコを家に入れて鍵をかける。ダイニングにあるベットへと連れていき、今日はもう寝ろと頭をなでた。
部屋に戻るとジギの姿が消えていた。バインさんの銃に戻ったらしい。
「遅かったな」
「ちょっと色々あって」
クロトとロイムが部屋のはしっこの方で寝てる。
「バインさんの銃ってカッコイイよね」
置いてあった銃を見つめる。
「M500モデル。50口径で、マグナムの中では1番デカイ。ジギが銃口が狭いと出にくいって文句言ったもんでよ」
「ふ~ん」
「撃ってみるか?」
「良いの?」
「どうせ中で寝てるジギと、そこの二人が起きるだけだ」
ちょっと可哀相だったけど、やってみたい気持ちが勝った。
「ダメですよバイン様。子供にそんなもの持たせたら」
「平気だろ。ロイムだって持ってるんだぜ?」
「ロイムも持ってるの?」
「アイツのは本当に銃だけどな。オートマだったのは覚えてんだが、モデルは忘れた。でも、リボルバーの方が型はカッコイイぜ」
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