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内容はたしか(たしかと言っている時点であり得ないが)、主人公は十代で普通の男の子。ある時その子が部屋の片付けをしていたところ、見たことのない男が本から現れて世界を救ってくれと言う。それを阻止する為に二人の男が主人公と男を殺そうと本から出てくる。結局は助けられなくて、世界がボロボロになってしまったという話だった。普通なら救出が成功してハッピーエンドを飾るのだろうけど、この本はバッドエンドあったのが面白いと思ったのを覚えている。  しかし今大事なのは内容ではない。僕の見た夢がこの本と重なるのだ。外国から放たれた殺人兵器が主人公の故郷に当たり、何もかもがなくなってしまったという描写が、まさしく砂漠であった。  あの見覚えのある鉄の塊がいやに気になったが、ただの夢だと終わらせてしまった。
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