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今日から晴れて高校生。
入学式、と達筆で書かれた看板を前に
俺は自然と笑みを浮かべる。
「……っへへ」
リョクリョウ
俺は緑陵学園高等部新一年生…
アゲハ シズク
亜華羽 雫。
おまえには無理だからやめとけって担任に漢泣きされたくらい地元じゃ超難関の学園だ。
そんな俺が夜中鼻血を垂れ流しながらも猛勉強した成果!
んん、なぜそこまでしてこの学園を選んだかって?
よくぞ聞いてくれた。
それは…――
「雫くーん、こっちー」
愛の為さ!(握りこぶし)
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