10人が本棚に入れています
本棚に追加
『ねぇ、大きくなっても一緒にいよう』
『うん、ずっと一緒』
『『約束だよ』』
ーピピピ ピピピ…ー
「……なんの夢見てたんだっけ」
トロンとした目をこすりながら先ほどまで見ていた夢を思い出そうとしているのはヒロ。
彼女なしで頭も普通だが、数学だけが無駄に得意。
今は中学で陸上部に入っている。
そんなことはさておき、まだボーッとしている彼の目を覚ます出来事が起こる。
ーバタバタバタバタ!ー
勢いよく階段をかけのぼる音と共に、元気な少女がヒロの部屋に飛び込んできた。
最初のコメントを投稿しよう!