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額田王(ヌカタノオオキミ):
宝姫大王に仕える侍女。巫女としての能力を大王に買われ、他の采女たちよりも良い待遇を受けている。普段は楚々としているが、意外と気が強い。数えで15歳。
漢皇子(アヤノミコ):
宝姫大王の長男で、葛城(中大兄)皇子と間人皇女の異父兄。飄々としていて何を考えているか分からないが、実は切れ者。額田をからかうのが趣味?数えで24歳。
宝姫大王(タカラヒメノオオキミ):
時の天皇。蘇我入鹿に絶対的な信頼を寄せているが、それが恋愛感情かは分からない。息子同様、額田をからかって楽しんでいる。
蘇我入鹿(ソガノイルカ):
蘇我蝦夷の息子。実際の権力者で敵も多いが、本人は気にしていない。額田を娘のように思い、額田も彼を父のように慕っている。
阿佐女(アサメ):
額田王の乳母。いつも額田のことを気にかけている、優しい女性。
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葛城皇子(カツラギノミコ):
漢皇子の異父弟。王族の人間としてのプライドが高く、父親の身分が低い漢を快く思っていない。入鹿のことを心底憎んでいる。
中臣鎌子(ナカトミノカマコ):
後の中臣(藤原)鎌足。葛城の参謀として、入鹿暗殺を画策する。
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