序章

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「そこで何をしている」 不意に後ろから声をかけられ、つい体を一瞬震わせてしまった。その前に、この俺が自分に忍び寄る気配を読めなかった………? 「そこで何をしているか聞いているんだ。一年生だな?クラスと名前を言え」 凛とした、透き通る声だ。後ろを向くとショートカットの少女が竹製の長刀を構えて居た。 「えーっと………」 困った。校舎からは高らかに始業の鐘がなっていた。つまり、完全に言い逃れができない状況。 てか、いきなり修羅場?
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