序章

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「うわ。最悪…。」 そこまで表情に出されるといっそ清々しいな。 「なんで秋斗がココにいるの。」 ボソッと話すが、僅か1メートルも満たない距離に居る俺には丸聞こえ。 「そう言う春もなんで居るの??」 にこりと笑いかけるも 「………チッ」 「舌打ちですか。」 「……。」 無視ね。 飼い主じゃねぇ俺に懐くわけないってか。この犬コロ。 合コンという楽しい雰囲気と反比例した彼女の態度に、俺 早瀬秋斗【はやせ あきと】は小さくため息をついた。
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