1669人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
「うわ。最悪…。」
思わず声が漏れた。
目の前には最近よく絡んでくる男。
「なんで秋斗がココにいるの。」
心から漏れる私の声に
「そう言う春もなんで居るの??」
胡散臭い笑顔で対応する。
秋斗のそういうところが嫌いなんだ。
「……チッ」
「舌打ちですか。」
「……。」
決して誰も信用しない。野良猫のような瞳で笑うな。
合コンという楽しい雰囲気とは反比例した彼の冷めきった瞳に、私 夜空 春【よぞら はる】は小さくため息をついた。
最初のコメントを投稿しよう!