序章

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「うわ。最悪…。」 思わず声が漏れた。 目の前には最近よく絡んでくる男。 「なんで秋斗がココにいるの。」 心から漏れる私の声に 「そう言う春もなんで居るの??」 胡散臭い笑顔で対応する。 秋斗のそういうところが嫌いなんだ。 「……チッ」 「舌打ちですか。」 「……。」 決して誰も信用しない。野良猫のような瞳で笑うな。 合コンという楽しい雰囲気とは反比例した彼の冷めきった瞳に、私 夜空 春【よぞら はる】は小さくため息をついた。
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