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「だーーーっ!もう泣くなよ!!泣くともっと腹減るぞ!![★]」
「そっ、そんな事言われたってぇぇ😓」
なかなか泣き止まないあたしに業を煮やしたのか、ユウが冷ややかな目で一言。
「犯すぞ」
ぴたっっ!
出かかっていた涙も一瞬で引っ込んでしまった。
「やっと泣き止んだか」
呆れたようにユウが言った。
涙は引っ込んだものの、しゃっくりが止まらないあたしに、ユウは続けた。
「大体お前はな、獲物を選り好みするからんな事になるんだろーが」
「だってぇ・・・」
「うるせぇ、その口塞ぐぞ」
うぐ・・・っ。
塞がれたら大変と、あたしは慌てて自分の口を手で押さえた。
「まぁでも、お前の気持ちも、わからんでもない。俺だって多少の選り好みはするしな?」
あたしは口を手で押さえたまま、うんうんと頷く。
「そこでだ。昔からの友達のよしみで、俺様がとっておきの情報を教えてやろう✨✨」
「ほ、ほんとにぃ?!😍✨✨」
この時ばかりは、この悪友がキラキラ輝いて見えちゃったわよ!!✨✨
「あぁ、いいか?あそこの街の修道院に、やったら精気溢れるプリーストがいるらしいんだ」
「ぷっ、ぷりーすと?!」
あたし達の天敵じゃないの?!💦💦
「まぁ聞けって。俺だって聖職者なんて、本来なら御免被るさ、だけど、偵察に行ってみたら、すげぇのなんの!あんな極上の精気今まで見たことねぇし、そのプリーストってのも只の優男っぽいし、俺が女性体だったら絶っ対食い付いて離さないね!!!」
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