2745人が本棚に入れています
本棚に追加
隼斗さんを忘れるために、何度か想いを寄せてきてくれた人と付き合ったけど
結局その人を隼斗さん以上に好きになることが出来ずにすぐに別れて…‥
それの繰り返し
未だにズルズル引きずっちゃってる私
はぁ…‥
ダメだなぁもう…‥
「あ~ごめん、そういうつもりで言ったんじゃ…‥」
隼斗さんの名前に反応した私に謝る優
結局こうして親友に気を使わせちゃって
更に自己嫌悪に陥るという悪循環
ホント、早くこの恋の樹海から脱出しないと!
「ごめんねぇ、早く忘れようとは思うんだけど、なかなか吹っ切れなくてさぁ…‥隼斗さんと会うのはまだちょっと辛い…‥」
「うん、そうだね、ごめん。ゆっくり忘れていけばいいよ!新しい出会いでもあればすぐに忘れられるんだけどねぇ」
「新しい出会いかぁ…‥そう簡単に無いでしょ」
「世の中うまく出来てないもんだねぇ」
「アハハ、ホントそうだよ」
「今日のライブ、思いっきり楽しんでパーっと忘れちゃおう!」
「うん!」
時間はまだ4時過ぎ
開演は6時からだから、まだまだ
しかもこんな後ろの席に早々と座ってるのは私らだけで…‥
本当は売店とかに軽く食べ物とか買いに行きたいと思ったんだけど、正直この階段降りるのが怖い…‥
上がってくるのは問題無かったんだけど、いざ下を見ながら降りるのはちょっと…‥
なんでドームってこんな怖い作りにしてるのかねぇ?
はぁ…‥
.
最初のコメントを投稿しよう!