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「「おはよう!かえちゃん」」
朝からソワソワしていた花と音は楓が起きてくるなりかけよってそう挨拶した
――空気が止まる瞬間を体感した
そして耐えきれず、優雅に飲んでいたコーヒーを四葉が笑い声と一緒に吹き出した
残った3人は肩をふるわせながら懸命に笑いを堪えていてまだ可愛げがある
「あのね!おととはやくおきてかんがえたの!」
「あのね!よっちゃんはよつばだからよっちゃんってよんでるからね、かえちゃんはかえでだからかえちゃんにしようって!」
「あー…そう」
目をキラキラ輝かせて言われたら否定する気も起きない
何より、好きに呼べばいいと言った自分に責任がある
「良かったですね、先生」
「稲葉…てめぇ今日の授業で当てまくってやるから覚悟しとけよ」
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