良かったですね、先生

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飛稀が落としてしまったノートを楓は拾って花に手渡した もちろん絵を褒めることも忘れない 四葉達にも見せに行こうと花と音は居間から走って出ていった 「いいいいきなり出てこないでください!」 「自分の家をうろついてたら悪いのかよ」 ド正論にグッと口を閉じた 言い掛かりをつけているのはわかっている 「純粋で可愛いよなぁ、俺と結婚してくれるんだって」 「花が真に受けるようなこと言わないでくださいよ!」 「なに、ヤキモチ?生徒会長さん」 「違っ…!」 言いかけてまた口を閉じた ダメだ、また宮内先生のペースに乗せられるところだった 鼻息荒く深呼吸して無理矢理心を落ちつかせる 「で?何か用ですか?」 2階にある自室から出てくるのは大体用があるときなので聞いてみる
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