父の豹変と彼女の暴力

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父と彼女との暮らしが始まった。もちろん学校にも通えない。昼間は家にいて夜に外に出歩いてた…昼間外で遊んでいると『学校は?親は?』と聞かれてしまうから…。昼間は父も彼女もいなかったから私が炊事洗濯の全てをやってた。彼女は昼間帰ってくることもあったけど、私が気にいらないのか殴ったり蹴ったりされた…私達家族から全てを奪ったくせに!『泣きもしないなんてかわいげない子よね!』って言われたけど、《誰が泣くもんか!》って思ってた。(ホントかわいくないかも) そして事件は起きた。 その日妹達は父の会社の家族と遊びに出掛け、彼女もいなかった。急に父が帰ってきて驚いたけど《休みなのかな…》くらいにしかその時の私は考えてなかった。私は気にもせずに夕飯の支度を始めようと立ち上がったその時だった…父が私を押し倒し言った『お前は父さんが大事にするカラ』と言い、まだ10才の私を犯そうとした!大人の父の力にかなうわけもなく父の手が私の下半身に伸びたその時『何してるのッ!』彼女だった。そして彼女は言った『父親を誘惑するなんて!あんたみたいな子供は出て行きな!』私は何も言えなくて家を出たけれど妹を置いていく事は出来なかったから父の会社に行き、妹達の帰るのを待って事情を話した。そして私達を迎えに来たのは児童相談所の職員だった。私達は児童相談所での生活を始める事になったけど、母がどんな状態でいるかなんてその時は考える余裕も気力もなかった。数日後、施設へ預けられることになった。
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