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「お父様もお母様も……人間なんか大嫌い!!魔女だからって理由で虐げたり、関係ないロビンを殺して……」
アリスはヒステリックになりながら叫ぶ。
「貴方も許さない!私の気持ちを理解してくれないのなら……」
アリスは顔を上げ、葬送屋を睨み付けながら指を差した。
彼女の瞳には、深い悲しみと憎悪……しかなかった。
「殺してやる、不老不死だろうが関係ないわ……いつか、必ず殺してやる!何処に居ても、必ず見つけ出してやるわ!」
アリスが憎しみに満ちた目で葬送屋に言い放つ。
それでも、葬送屋は何も言わずに黙っていた……。
その後の彼女は、屋敷に居た使用人全てを殺した後、姿を消したという。
それから、更に数年後、外法にて不死の力を得て、ヴィンスに出会い、葬送屋を追って日本へとやってきたのだ。
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