二度目の冬

2/3
前へ
/15ページ
次へ
寒さが辺りを包む、冬の始まり 夜に備えて薪を組んで暖を取り、今では絵描きと黒猫は大の親友 黒猫は彼にくっついて、暖みに触れては甘えた 午後から絵描きの帰りを待つ恋人の家へと行った 彼女の好きな黄色の花が付いた白い封筒を親友に咥えてもらって しかし、彼女は留守でそのまま帰って来て、今に至る。 絵描きは彼を見て、よく観察し絵を沢山描いてやった 画用紙はほとんど黒ずくめ 描いた絵を黒猫に見せると威嚇した その姿を見て、絵描きは笑った 彼らは楽しい時を過す
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加